暴風雪車内対策キット<SAFE>

キット内容の紹介


キット商品内容
フルキット :車内活用手順書、カイロ、足裏カイロ、マスク、目出し帽子、耐寒性ミトン、簡易寝袋、ようかん、携帯トイレ、圧縮下着、圧縮軍手とタオル、ゴミ袋、手回し充電機能付・ライト・AM/FM ラジオ、毛布、-10℃タイプ冬用寝袋
セミキットM:-10℃タイプ冬用寝袋を除く、上記フルキット商品内容
セミキットS:毛布、-10℃タイプ冬用寝袋を除く、上記フルキット商品内容

詳しくはパンフレット(PDF)をご覧ください。

画像 SAFEキット リュックタイプ

開発ヒストリー


2013年3月に北海道道東地域を襲った暴風雪では、車両立ち往生等で尊い命を9名失う惨事となりました。さらに翌年2月には、関東甲信越地方でも大雪によって車両に伴う一酸化炭素中毒が疑われる惨事を生じています。これらの事故を防ぐために事前警報を含めた積極的な情報提供と道の駅やコンビニエンスストアを一時的な避難場所として使用するなどの取り組みが進められています。
自動車は一酸化炭素を持続的に排出しています。通常走行時はこの一酸化炭素が問題になることはありません。しかしマフラーが塞がり、外気導入が妨げられることによって致死的な一酸化炭素が車内に貯留することが明らかになっています。
また暴風雪に伴うホワイトアウトの発生時に車外に出た場合、前後左右の方向感覚を失い、車両から数メートル離れただけで元に戻ることができなくなります。よって暴風雪時には外出しないことが原則です。しかし万が一外出して立ち往生してしまった場合には車内でエンジンを停止し寒さに耐えて救助を待つことが必要となります。
このような背景を踏まえ、私たちは2014年1月から3年間にわたり厳冬期の車両立ち往生を想定した演習を実施してきました。まず、マフラーが塞がると仮定し、エンジンを停止した車両に待機し、車内がどのような寒冷環境下となるかを実証しました。その上で、どのような資材を用いることで低体温症やエコノミークラス症候群を防ぐことができるのかを検討しました。本キットの手順書に詳述していますが暴風雪の車内の対応は、①マフラーが塞がりそうな時はエンジンを切ること。②汗をかかないように(濡れないように)しながら最低限の暖をとること。③携帯電話の充電を切らさず情報を受信・発信すること。④灯りを確保すること。⑤カロリーを摂取しつづけること。の5つが柱になります。一つひとつの資材の使用にはコツがあります。必ず事前に手順書を読み理解をしてから使用してください。気象台から「数年に一度の猛吹雪のおそれ」の警報が出された時には、外出をしない常識力が降雪地域に不可欠です。このキットの出番がないことが私たちの希望です。しかし万が一車両立ち往生に遭遇してしまったときには、積極的に本キットを活用してください。また、車両立ち往生で困難に遭遇している方に救援物資として本キットを提供いただくこともご検討いただければ幸いです。本キットが冬の安全「SAFE」につながることを強く願います。

厳冬期の車両立ち往生を想定した演習


1月14日12時頃に北海道内大規模停電が発生し、外気温氷点下3度の想定で商店・コンビニエンスストアは閉店。停電により情報伝達手段が機能せず、機材・資材・食材は貯蔵してあるもののみ。15時より日本赤十字北海道看護大学体育館に避難所を開設。200人を収容できる避難所開設野必要があるという想定で実施しました。体育館にシェルター、ダンボールベッドを設営し、照明を確保。18時より炊き出しを行い、その後は屋外で車内演習を実施しました。同時に体育館では避難所運営ゲームを行い、23時に消灯。翌朝、朝食の炊き出し演習を行い避難設備の撤収を済ませ。グループワークで意見交換を行いました。

2016年1月の厳冬期災害演習の様子

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